掛布監督が退任発表をして一夜が経った。
僕なりに今回のことをSTRを使って検証してみる。
金本知憲…和 □3 雨 □3 △4 D19
掛布雅之…奇 △3 鉄 □3 ◯3 P52
結論から言うと、金本監督と掛布監督の指導方法の好みの問題だけ。
□の金本監督は、厳しく管理して追い込んで力をつけさせるタイプ。
△の掛布監督は、自主性を尊重し、誉めて伸ばすタイプ。
実は、世の中の対立の条件で一番顕著で、致命的なのは□タイプと△タイプの価値観の違いに原因がある。
離婚したり、離職したり、日常の決別もここから来ることが多い。
ほんとベルリンの壁なのだ。
近くにあって、ぜんぜん違うと言う意味で。
そして掛布監督が退任しなければならなかったのは、掛布監督の主張がキツく映り、目立ってきたため。
このままにしておくと、金本監督と掛布監督の不協和音から、チームは分裂するのではないかとフロントが判断したと想像できる。
実は掛布監督は主張していない。
でも、きつく主張しているように見えるのだ。
なぜなら適応値(生命エネルギー)が爆発にでかいP52だから、方針を貫いただけで、激しい自己主張に見えてしまう。
逆に金本監督の適応値(生命エネルギー)はデリケートなD19。
かなり激しく、ガンガン行っても厳しくは見えるが、激しい自己主張には見えない。
金本監督は先輩に遠慮している?
掛布監督は先輩なので、金本監督をないがしろにするのではないか?
フロントはじめ、取り巻きにそう映った可能性は高い。
金本監督と掛布監督は人間関係的にはたぶん揉めていない。
掛布監督からすると青天の霹靂。
金本監督にすれば、少し助かった感はあるかもしれないが、特に掛布監督が目の上のたんこぶだったわけではない。
むしろ感謝していると思う。
相性的には掛布監督が先生で、金本監督が生徒。
掛布監督の存在が金本監督を超一流の指導者に育ててくれる相性なのだ。
ご理解ただけであろうか?
つまり完全に人事のミスである。
しかし、もう発表してしまった。
仕方がない…。
掛布雅之というスターであり、人財は千葉ロッテに行ってしまう覚悟をしなければならい。
この布陣を裏から仕掛けたであろう星野仙一元監督はどう思っているだろうか?
「相変わらず阪神球団フロントは何も解っていないな!」
椅子を蹴飛ばしているだろう。
この秋からの阪神は心配である。
多くの若手が潰れる懸念がある。
阪神はぬるま湯体制から金本監督の厳しい指導で鍛え上げられてきた。
これは良かった。
しかし急に耐えられるものではない。
伝統的に鍛えるチーム、広島東洋カープではないのだ。
だから出てきた□タイプで残っているのは上本のみ。
高山も原口もみんな失速していった。
大山は掛布に尊重されて自信を持ってやっているが、いつまで続くかわからない。
○タイプの清宮が入団したら心配だ。
□タイプの安田なら、まだいいが…。
二軍で掛布監督に自主性を尊重してもらってこそ、傷ついても復活する可能性があったのだ。
現に、いま活躍している若手は、中谷、坂本、俊介、伊藤隼太たち○タイプである。
ベテランも福留、西岡、糸井が○タイプ。
鳥谷は△タイプだ。
チームが□タイプの切磋琢磨スタイルでばかりいると藤浪のように、疲弊し潰れてしまうものが続出するかもしれない。
何度も言うか、金本監督の□タイプの指導が、ぬるま湯阪神を逞しく強くしてきた。
これはとっても素晴らしい!OKだ!
しかし、二軍に掛布監督がいて、ちょうどバランスが良かったのである。
世の中、陰と陽、柔と剛、二極のバランスが取れてこそ、うまくいく。
このままでは金本イズムはバランスを崩す可能性があるのが怖いのだ。
こんなことは、僕ら専門家でないと解らないことかもしれないが、阪神も親会社は大きな企業体。
この辺のバランスを見極める人材やアドバイザーが助言して欲しかった…。
ちなみに後任であろう今岡コーチは△タイプ。
まあ、結局二軍はまた自主性を尊重する指導方法でいくことになるので、一緒かもしれない。
ということは、「なんのこっちゃ!」ということになる可能性が高い。
思い出してほしい。
□タイプの野村元監督が△タイプの今岡に手を焼いていたことを。
今岡は○タイプの星野元監督に活かされたのだ。
人それぞれが一方的に良いこと悪いことはない。
みんなそれぞれが優れている。
しかしそれぞれの違いを見極めずにマネジメントすると、相性が悪くなりとんでもない結果となる。
□タイプと△タイプも違いが悪いから切り離すのではなく、違いを活かすマネジメントをしてシナジーを生むことが肝要である。
あー、僕が阪神にアドバイスしてー!
愛する阪神タイガースだからこそ、恐ろしいほど心配である!
あなたのまわりであなたととても違うなと思う人は何タイプであろうか?
その人はあなたをとても活かしてくれる人かもしれない。
知りたい方はこちらから。
自分と世界を幸せにしよう。
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