ー第177球目ー 記録か記憶か?の巻

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日本時間10/2、イチローのチームメイト、ジャンカルロ・スタントン(フロリダ・マーリンズ)が60本塁打到達に向けて、最終戦は1番打者としてゲームに出場する。

 

 

1試合を残して現在59本。

 

2001年のバリー・ボンズとサミー・ソーサ以来、17年ぶりの60本塁打に期待がかかる。

 

記録にワクワクしながら、以下のことが気になってきた。

 

 

野球は記録に残る選手が大切か?記憶に残る選手が大切か?

 

野球は勝利するチームが大切か?感動を与えるチームが大切か?

 

事あるごとに、こういった比較が議論になるが、一体どちらが大切なのであろうか?

 

 

STR基本3タイプで分類してみる。

 

○タイプ…どちらかというと記憶に残る選手と感動を与えるチームが好きである。

 

□タイプ…圧倒的に記録に残る選手と勝利するチームが好きである。

 

△タイプ…圧倒的に記憶に残る選手と感動を与えるチームが好きである。

 

 

つまり結論としては、人によりそれぞれ違うので、どちらも大切であるということだ。

 

 

もう、いい加減に「どちらが正解だ?」

 

なんて西洋的な二者択一論からくる、楽で幼稚な議論を日本の大人が投げかけることを止めたいと思う。

 

 

僕ら日本人は、歴史の長い東洋に生まれ育った。

 

 

老子の「道」から、日本の「神道」、仏教伝来を経て、時間をかけて、その文化と考えた方を培ってきた。

 

 

お釈迦様も説いている、中庸的な考え方をマスコミも含めた知識人がしないことに危機感を感じる。

 

 

矛盾を捌けない、バカな大人達が知識人を装って、未来の日本を支える若者達に悪影響を及ぼしているのではないかとすら感じてしまう。

 

 

矛盾を排除したり、二者択一を迫ったりすることを続けている限り争い事は繰り返される。

 

 

僕のじいちゃんとばあちゃんの世代までにあった、東洋的思考を日本の大人が見本となって取り戻したいものである。

 

若い人たちに、祖先達が育ててきたものを伝承していきたい。

 

スタントンの記録にワクワクしながら、日本の未来を案じる鹿児島での夜であった。

 

 

あなたは自分の中や世の中にある矛盾を認め、楽しめているだろうか?

 

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