欲しいもの?
自分がどうなりたいのか?
物欲、名誉欲も含めていろいろある。
特に日本人は、そんなに気にしていないのだが、根幹には人も動物も生存欲求がある。
マズローの欲求5段階説ではこう示している。
第1段階…生理的欲求
第2段階…安全欲求
第3段階…社会的欲求
第4段階…尊厳欲求
第5段階…自己実現欲求
実はもう一つあって、
第6段階が自己超越欲求がある
自分の意識している欲求はどこに属しているのだろうか?
第1−3までが外的に満たされたい低次の欲求。
第4−6までが内的に満たされたい高次の欲求。
僕がこれまでの52年間を振り返ると、第4以上の欲求を求めると第3の社会的欲求が邪魔をする。
欲しいものを手に入れる発言や動きをすると、誰かと軋轢が生じたり、身内から心配されたり、社会から叩かれたりする。
人間および動物は変化を嫌うのだ。
僕達が変化を起こそうとすると、家族と友人を含めた身内から心配のあまり止められる。
自分の意志を通そうとするとケンカになる。
これは辛い。
なのでみんなに気を使って、もとどおりの生活に戻る。
これが第3段階社会的欲求の邪魔の正体。
野茂英雄という伝説の投手がいる。
もちろんまだ生きているのだが(笑)
ニックネームは「ドクターK」「The Tornado」
1988年ソウルオリンピック銀メダリスト。
1990-1994年近鉄バファローズで大エースとして数々の記録を塗り替える。
1995-2008年MLB各チームでプレー。新人王、ノーヒットノーラン2回。
野茂がメジャーに行かなければ、イチローも松井秀樹も田中マーくんもない!
彼が道を作ったと言える先駆者。
野茂は1994年に球団との確執から、日本球界を去ることになる。
この時、マスコミも含めて多くの日本中の人々が野茂叩きをした。
それは野球ファンから見てもひどいものだった。
メジャーに行くのが目的で、揉めたわけではないが、結局のところ理想の野球をするために多くの支援を受けて野茂はアメリカに渡った。
当時1億4000万円の年俸が980万円になっても。
きっと第3段階社会的欲求が野茂を支配していれば、野茂は日本のエースとして、ずっと大活躍と高給を得てることは可能だっただろう。
しかし野茂は第5段階自己実現欲求を求めた。
野茂のSTRスコアは学□4雨。
学び続ける人生のレールに乗り、自分の好きな楽しいことのために長期展望にたって活動し、それが人々の潤いになる素質だ。
野茂は素質を結果として、活かすカタチとなったのだが、かなり悔しく、苦しい立場で、ものすごい苦労をしたのだろうと想像する。
そのおかげで、僕達はメジャーで活躍する日本の選手たちのプレーを堪能することができているのである。
1996年日本に日米野球でメジャーチームの一員として凱旋帰国したときのナイキの広告を見て、僕は泣いた。
思い通りの人生を生きようと思うと、誰かとぶつかり、誰かに誹謗中傷され、傷つくことが多いだろう。
めちゃくちゃ失敗するし、嫌になり投げ出したくなることも多いと思う。
しかし僕達も野茂のように第3段階社会的欲求に負けてはいけない。
高次欲求(第4段階尊厳欲求、第5段階自己実現欲求、第6段階が自己超越欲求)を磨いて、自分が幸せで人を幸せにする人生を生きたいものだ。
あなたの生きたい人生とあなたの味方をしてくれる自分の素質は何かな?
知りたい方はこちらから。
自分と世界を幸せにしよう。
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