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ー第518球目ー
大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)の右肘に新たな損傷が見つかった。
もう今シーズンは投げられない。
しかしケガの発表したその日、打者として出場したゲームで、5打席5出塁4打数4安打2本塁打と激しく打者として存在感を示した。
大谷のSTRスコアは○4タイプ。
つまり慎重型である。
慎重型は失敗をしないために、事前にあれやこれやとリスクヘッジして、準備してから事に臨むタイプ。
でも、スイッチが入り過ぎて無理をしてしまったのだろう。
パフォーマンスが高すぎて身体がついてこないことはままある。
どえらい失敗であった。
かなりの後悔と反省はあったであろうと想像する。
一方、大谷は得難いチャンスを掴んだ。
打者として残りのシーズンをチャレンジすれば新人王を獲得することができる。
そして、もともとケガしていた右肘をトミー・ジョン手術(靭帯再生手術)する機会を得たのだ。
ボロボロになってからより、今やった方が回復の可能性が高い。
※大谷は返事を保留し、マイク・ソーシア監督は本人の意思を尊重するトメントした。
野球の神様が与えたくれたチャンスと捉えることもできるであろう。
野球の神様も含めて神様は、チャレンジしたものしか微笑まない。
しかし僕ら日本人は往々にして、失敗を怖がる。
どうもチャレンジできない風潮がある。
またチャレンジしているものを、冷ややかな目で見ている者が多い。
成功してからなら賞賛する。
でも、下手するとやっかむ。
失敗したらしたで、「それ見たことか!」と笑う。
実にくだらない話である。
これからは僕らは大人が、自らチャレンジし、チャレンジするものを褒めよう。
失敗したら、「よくチャレンジしたね!」とさらに褒めてやっては、どうえあろうか?
日本人は素晴らしい心遣いと見事なテクノロジーを持つ民族である。
しかし、生かすも殺すもチャレンジすること次第ではないだろうか?
僕は○1タイプ。
期待型である。
期待型から世の中を煽って行こうと思う。
そして慎重型に少々、手綱を捌いてもらえれば良いのではないか。
※1と3は期待型、2と4は慎重型。
「失敗は成功の母」を実践できる国にしていきたいと思う。
ビビるのは、もうやめにしよう!
そんな勇敢さを持つ国民になりたいものだ。
今日の金本監督への直言。
「阪神タイガースの選手は、相手と戦わず、ベンチを見ている選手が多いのは何故だろうか?怖い、怖い星野仙一監督の叱り方との違いは、なんであろうか?」
□タイプの叱咤激励は、もちろん鼓舞するためのものである。
しかしそれが通用し、「ナニクソ!」とチャレンジできるのは□タイプだけである。
○タイプは、叱責としか感じず、チャレンジどころではなくなってしまう。
△タイプは、テンションが下がり、チャレンジする気が失せてしまう。
こんな状態で、どうやって組織が機能するのだろうか?
あなたの組織も、そんな負のスパイラルに陥っている可能性がある。
失敗を褒められる文化と体制をつくろう!
それには、まず誰がどんなタイプか調べよう。
それぞれのタイプを詳しく知りたい方はこちらから。