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ー第６５２球目ー
魏の曹操と息子曹丕の話。
父親で魏王曹操は、たぶん□タイプ。
頭脳明晰、武闘派の文武両道で、中華統一の一番手にいた。
漢の家臣であるで、皇帝は息子にと皇帝にはならず魏王で生涯を終えた。
とても筋が通っていた。
その一方、跡取りである息子達には厳しく接した。
兄弟同士も競わせた。
難癖をつけては追い込んだ。
頭がおかしくなるくらいの過酷な試練を与え続けた。
曹丕、曹植が最後に残り、勝ち残ったのは曹丕。
父親に欺かれ、兄弟に殺されそうになりながら、魏王になり皇帝の座を手に入れた。
曹丕は、父曹操の□ならではの帝王学で力と権力を手に入れた。
しかし、たぶん曹丕は○タイプ。
おかげで性格は屈折した。
嫡男曹叡を愛せず、腹心の司馬懿も信じることができない。
晩年、父曹操の苦労もわかるようになるが、ただ○タイプ曹丕は父に愛されたかった。
曹丕を皇帝にした試練は、曹丕の身体を蝕み。
若くしてこの世を去る。
□の力ある厳格で優秀な父は、息子の力をつけるために試練を与え、鍛え、一人前にする。
□の息子なら、その方法論でもいいが、△タイプなら行方をくらましてしまう。
やはり○タイプなら潰れてしまうのだ。
□親父と○息子の関係、三国志でなくても、巷でよくある話である。
阪神タイガースへの今日の直言。
「○の矢野燿大監督は、愛に溢れていてよい。□の清水雅治ヘッドは鍛え上げればよい。△の糸糸原健斗キャプテンと鳥谷敬はテンション上げればよい。」
あなたは自分の期待を自分にあった方法でのみ、部下やこどもに押し付けてはいないだろうか？
愛すれば、期待すればするほど、自分と相手が違う場合、悲惨に結果になってしまう。
気持ちは変えなくて良いが、やり方は工夫は必要だ。
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