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ー第2300球目ー
今、一番ファンの数が多いのが阪神タイガースだとか。
阪神タイガースは、今こそ首位争いをしているが、長年の成績をみていると優勝に縁遠いチームである。
スポーツは勝ちを目指すからこそ向上があり、おもしろい。
しかし優勝できない阪神ファンが一番多いのはどういうことか。
それは、CS（顧客満足度）が高いということであると言えるのだ。
最近こそはファンサービスに力を入れているが、パシフィック・リーグに比べれば、それほどでもない。
僕の分析だが、阪神タイガースはお笑いと似ている。
お笑い芸人は、バカを演じるプロである。
一般の人々に、ある意味優越感を感じさせてこそ成り立つ商売だ。
人を笑わせるというのは、本当に頭が良くてセンスがなければできない。
しかし、そこを上からではなく下から表現する。
だからお笑い芸人は、人気があり、モテて、稼げる。
阪神タイガースも野球の超エリート達の集まり。
しかし優勝は何十年かに数度あるかないか。
この情けなさが可愛くて仕方ない。
ここに阪神ファンの多さの理由がある。
実際、僕が阪神ファンなのは、その理由は当てはまる。
「優勝しそうで、しない。」
これが普通の人の人生とオーバーラップしてしまうのだ。
勝利を「利」ファンサービスを「義」とする。
阪神タイガースは圧倒的「義」のおかげで「利」を得ている球団である。
※たぶん阪神タイガースは計算ではなく、結果ではあるのだが。
僕たちも「利」が欲しければ、「義」を意識してみよう。
東洋思想の概念、「利」か「義」か。
僕たちのビジネスにおいても大いなるヒントである。
阪神タイガースへの今日の直言
「ブッチギリで優勝と思わせて、危ういからファンは熱烈に応援する。」
⚪︎タイプは負けそうな者に寄り添う。
□タイプは負けそうな者に叱咤激励する。
△タイプは負けそうな者に夢を与える。
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