【基礎】経営者・役員 すべてを活かすには? 

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ー第1739球目ー

 

江戸時代に上杉鷹山という名君がいた。

 

渋沢栄一のように有名ではないが、近代経営の礎となった藩主。

 

なんとあのケネディ大統領が尊敬する人物として挙げた名君である。

 

鷹山は破綻寸前の藩を立て直し、日本中で大飢饉の際も米沢藩だけは一人の餓死者も一人の流浪者も出さなかった。

 

経営の立て直しには三つ弊害を正す必要があるそうだ。

 

①制度の弊害

②物理的な弊害

③意識の弊害

 

この中で一番大切で、一番にすることは意識改革だと鷹山は告げた。

 

合理性を追求した鷹山にとって名家上杉の伝統意識を変えることは並大抵ではなかった。

 

どうやって意識を変えるのか。

それは倹約と率先垂範。

そして強い処置を取ったそうだ。

 

うまく行かなれば暴君の誹りも受けたであろう。

しかし鷹山そのものに意識が強く、やりきった結果、皆がついてくるようになった。

 

意識とは信念。

 

その信念とは経営を「私」ではなく「公」に置いたこと。

 

なかなか僕のような俗物には難しいところだ。

しかし「公」への貢献を私欲にしてしまうことは難しくない。

 

当時の藩主達は名君と呼ばれたくて鷹山を取り入れたとも言われている。

逆に言えば暗君と言われたくない。

 

これも立派な私欲である。

 

意識を変えれば、これまでの方法論や失敗すら活かすことができる。

方法論が悪いのでない。

活かすための意識が足りなかっただけなのである。

 

いかがであろうか。

 

これは会社経営だけでなく、家庭経営、学級経営にも通じる。

もちろん国家運営そのものである。

 

○タイプは誰かのためは自分のためという意識。

□タイプは自分のためは誰かのためという意識。

△タイプは考えずに感じるという意識。

 

阪神タイガースへの今日の直言。

「阪神タイガースはファンのためのもという私欲が王道になる。」

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