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ー第６１５球目ー
「あなたのために」
僕も含めて、○タイプの人間は、よくこれを口にする。
僕の場合、これを聞いて「ありがたい」ときと「許しがたい」ときがある。
なぜだろうと考えてみた。
「許しがたい」のは、口だけの人の場合。
正直、評論家達のアドバイスは、ほぼ否定から入る。
そして行動はまったくなしに理想論のみを押しつける。
がんばって聞こうとするが、聞けば聞くほど脳が赤になる。
※脳が赤…イライラや怒りなどで脳のパフォーマンスが悪い状態。
「ありがたい」のは、実際に動いてくれている人。
行動が伴うので、否定ではなく、アドバイスと受け取れる。
苦言などはこれにあたる。
もっと言えば、「あなたのために」と行動している人が、自分事として行動している場合は、「あなたのために」と言わない。
僕の周りには、おかげさまで、こういう人が多い。
実にありがたいことである。
なんとしても恩に報いたいと精進できる。
徳を積むとは、相手にその価値を押し付けたり、恩着せがましくないこと。
感謝を求めるのは、下の下である。
とくに僕のような○タイプは、人のために、人に喜んでもらうことが好きなのであるが、脳が赤いと「恩着せがましく」なる。
なので脳が赤いときは、人のために動かない方がよい。
人のために動くときは脳を緑してからが好ましい。
※脳が緑…ワクワクや幸せ感などで脳のパフォーマンスが良い状態。
脳が緑なら、感謝の言葉もいらない。
その徳を積む行動そのものに満足である。
○タイプに限らず、他のタイプの人にもあるのだろうが、自得して自分が良い状態のときに、「人のため」になることをやるのをおすすめしたい。
阪神タイガースへの今日の直言。
「矢野燿大監督が自ら、そしてコーチ、選手の脳を緑にすれば、素晴らしいチームワークが生まれるだろう。」
人のフリみて、我がフリなおせ。
僕も脳が赤いときは、「恩着せがましい」
自戒である。
まずは自得し、脳を緑にしてから。
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