ー第201球目ー 金本+掛布の巻

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12タイプ

矢野燿大二軍監督が、「金本+掛布」つまり金本監督の野球観の植え付けと掛布イズムの継承を語った。

 

具体的には、「選手を鍛えに鍛えあげる方針の徹底とファンサービスを大切にする。」

 

このようにスポーツ紙では報道していた。

 

 

僕が矢野監督に期待し、実際に行うであろう「金本+掛布」は以下のとおりである。

 

「金本+掛布」とは、STR的に言うと、□3タイプ+△3タイプ。

 

□3タイプの「競争心をかきたて有無を言わさず徹底的に鍛える」と△3タイプの「自主性を尊重し、ノセてヤル気になったものから鍛える」。

 

 

この相反する方針は、マスコミが両雄並び立たずと書きたて、フロントが掛布外しをした要因である。

 

 

矢野監督がやるであろう、マスコミが書かない「金本+掛布」とは、この□3と△3の方針に優先順位をつけて調整することであると僕は想像する。

 

優先順位①…□3の「競争心をかきたて有無を言わさず徹底的に鍛える」

 

優先順位②…△3の「自主性を尊重し、ノセてヤル気になったものから鍛える」。

 

 

□タイプ系の選手をはじめ全員を徹底的に鍛え上げることが前提。

 

しかし場合によって、○タイプ系の選手の場合は耳を傾けて理解してやり、話し合い、我慢強く選手を成長させる。

 

また場合によって、△タイプ系の選手の場合は追い込むのではなく尊重してやり、誉めて柔軟にノセて成長させる。

 

これはまさに○2タイプの矢野監督だから、できるであろう調整力である。

 

○2タイプは、愛情深くじっと見守り、ここぞというときに身体を張って徹底的に面倒を見るタイプである。

 

 

OBの田尾安志も書いていたが、本来は球団がすべきは金本監督と掛布前二軍監督の調整であった。

 

しかし、これをせずに金本監督と掛布前二軍監督を切り離すという残念な判断に至った。

 

が故に、掛布雅之という人財が阪神タイガースの現場から姿を消すという大損失になったわけである。

 

 

今回、矢野監督が二軍監督で良かった。

 

もし□タイプの二軍監督が就任していたら、ただ厳しいだけで、3分の2の選手を犠牲にする可能性すらあったのだ。

 

これは僕の説でしかないのだが、マネジメントに長けた人や、少しばかりSTRを学んでいる人なら理解できるはずだ。

 

脳の反応、つまりモチベーションの上げ方は人それぞれ。

 

それを理解し、一見矛盾していることにも優先順位をつければ、シナジーを得ることができるのである。

 

 

これが古来からある帝王学のマネジメント。

 

あなたは矛盾を感じたとき、どちらかを捨てる判断をしていたかな?

 

それとも○2タイプの矢野監督のように、優先順位をつけて調整する方であろうか?

 

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